古典

というわけで、そろそろ4月なわけですが、これはもう欧州蹴球ファンにとっては素晴らしい1ヶ月になりそうです。

というのも、レアルvsバルサのクラシコが上手くいけば3週間に4回みられるかもしれないわけです。

4月16日のサンチャゴ・ベルナベウのリーガの首位決戦、20日バレンシアスペイン国王杯の決勝戦はすでに確定していて、さらにCLでそれぞれが勝ち進むと4月最終週にマドリー、5月の第1週にバルセロナでCL準決勝の2試合が加わるわけです。

ここまで来るともはや有難みがなくなってくるレベルでクラシコがインフレを起こしていますが、この4戦が実現すれば伝説の3週間になるでせうね。

というか、いずれかが3勝とかすると、監督の責任問題とかC・ロナウド批判とかがさらに高まって大変興味深いですね。

都内も含めて多くの大学が新学期の開始時期を2〜4週間程度おくらせているわけで、ゆっくり深夜までテレビを見られるはずだったのですが、なぜか軽く被災している我が校は通常のカレンダーでやるようです。

昨日は、「あ〜、汚い格好してちょっと来てくんないかな〜」という私的啓示があって、いそいそとようやく規制の解けた高速を走って、親分の研究室を片づけてまいりました。

しかしね、尋常じゃないですよ。

1000冊くらい詰まった2m以上ある本棚が移動して天井の蛍光灯をぶっ壊していて、部屋の中を通っている水道管も歪んでずれていて水は当然でないし、無事だったのは『新宗教事典』くらいのものですからね。

しかも片づけ始めて3時間くらい経過したところで、二つ隣の研究室の天井から水があふれ出てきたわけです。

あふれ出てきたといっても、ちょろちょろじゃありません。

ドリフみたいにドバーって出てきて、もうね、最後にタライが落ちてくるんじゃないかと、そういう勢いで出てきて、どんどん廊下にもあふれ出てくるわけです。

他の研究室の先生方も廊下にでてきて、巨大な業務用吸水シートみたいのでなんとか食い止めようとするわけです。もちろん善意からではなく、自分の部屋への浸水を防ぐためです。

で、われわれも焦りました。

動いた本棚を元に戻すために、いったん廊下に本とかプロジェクターとかを出したわけですが、そこにどんどん水が迫ってくるわけです。

中には「最近宗教事情」とかいう絶対に再読しないというか一読もしていないのだろうけれどなんとなく価値のありそうな汚い古い本とかも多数あるわけで、しかも親分は作業せずに別のところでお仕事をしているわけで、戻ってきて本が濡れていたりしたら、「て、天井からドリフみたいに水が出てきて、それで濡れちゃったんです」といっても絶対に信じて頂けないわけで、もうすっかりクタクタだったのですが、「と、とにかく本を宙に浮かせろ〜」とか訳のわからないことを言いながら、ものすごい勢いで本を浮かせましたよ。

と、まあ、こうした非日常の一コマがそこらじゅうで繰り広げられているわけで、学期開始を3週間くらい遅らせても良いのではないでしょうかね・・・思う存分夜更かしできますし。

で、サッカーの話に戻りますと、4月2日にはさっそく首位決戦のミラノダービーがあるわけです。

長友が移籍して以来、どうもインテルが人気があるようですが、私は幼少の時からACミランが大好きです。

なんといっても、オーナーがベルルスコーニでしたからね。やっぱ名門クラブにはろくでなしのオーナーがいて、色々かき回されつつも優勝するというストーリーがにあいますね。

で、選手で言えば、シェフチェンコとかインザーギとか、どことなく暗いイメージのある人たちがストライカーとしていたことも格好良いです。シェフチェンコはあんなにすげーのに、わけのわからないドヴィルキウシュチナ村なんかに生まれちゃって「ウクライナの槍」とかいうちょっと恥ずかしい渾名がついちゃったりして、W杯予選なんかは明らかに一人で戦っていたりして、そうはいっても本戦ではさすがに勝てないわけで、そういう悲劇感が良いですね。
一方、インザーギはW杯でも優勝しちゃうわけですが、なんといってもその容姿ですよね。暗いというかどす黒いというかなんというか、尻尾をつけて槍をもたせたら完全に悪魔です。

長友がインテルに行ったのは喜ばしいことですが、ところでSBの選手ってどうやって応援したら良いのですかね。
長友がいるからといって、スナイデルとか江藤とか大嫌いな選手を応援することはできないわけで、しかしそうはいっても、たまに画面の上端か下端を副審と一緒に走りまくっているちっこいお兄ちゃんを応援するというのはなかなか難しいような気がします。やっぱ一人だけを応援するならば、最低限OMF、できればSTあたりでやって欲しいですね。

と、このようになんといってもACミランが好きなのですが、しかし、最近非常に気になるのが、ACジャパンの訳のわからないCMです。

なんだかダークサイドに落ちたあいだみつをみてえな腐ったフレーズを恥じ入りもせずに日がな一日流し続けているわけで、あれに関わっているやつらはあんなことして満足なんでしょうかね。

で、「みつを」の代わりにいちいち「AC」「AC」と言われると、本当にACミランまで嫌いになりそうで困ります。
あのウルフルズのやつとかなんなんですかね、公共の電波に出すどころか、家から出すんじゃないよ、あんなの。
ああいう無意味なことをやって自己満足に陥っている奴が、ど田舎の国道に「あせってる今があなたの赤信号」みたいなバカでかい標識をたてて喜んでるんでしょうね。

というわけで、ミランじゃない方のACは、以下のブログを読んで良く考えるべきでしょう。これは本当に素晴らしい認識です。

http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html