問題が問題だった可能性はないのでせうか

「始め」の合図まだ? 御津高受検生、7分間動かず

御津高(岡山市御津金川)で12日に行われた自己推薦入試の適性検査で、一部教室の受検生全員が「検査開始」を理解できず、7分間、問題に手をつけない珍事が起きた。

同校によると適性検査は作文で、「校訓」についての資料を読み、自分の意見を400字以内で書く内容。

開始のチャイムが鳴った後、校内放送で、制限時間が60分であることや、1ます下げて書き始めるなどの諸注意が流れた。4つの教室のうち3教室では放送終了後、受検生が問題の表紙をめくって資料を読み始めたが、1教室(35人)は誰も動かなかった、という。

現場の監督者が「受検生が始めません」と本部に連絡。本部職員が教室を確認し、口頭で開始を指示した。すでに7分が経過していたため、この教室だけ終了時刻を7分延長し、混乱はなかった。

同校では過去3回の自己推薦入試でも、同じ手順で実施していたが初めてのケースだという。同校は「次の指示があると思い、全員がじっと待っていたようだ。来年は放送の中に、もっと明確に『始め』の言葉を入れたい」としている。
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/02/13/2008021308431070004.html

「現場の監督者が「受検生が始めません」と本部に連絡」しちゃうところなんかも面白いのかもしれません。

でも、それよりもなによりも、「「校訓」についての資料を読み、自分の意見を400字以内で書く」という問題がきしょい。

フーコーが見たら、あまりの怒りに興奮して日本語で尾崎歌うかもしれませんね。

「校訓」についての「資料」という表現がたまりません。

そして「自分の意見」。。

逆境無頼カイジ風に言えば、「偽りの公平感!選んだんじゃない!選ばされてるだけだ!!」ですね。。

でも、自分で自分を推薦するような子達なわけだから、きっちり「自分の意見」を書いて仁義きるんでしょうね。

現場監督は「問題があまりに低レベルすぎて受験生が憤って始めない」という可能性は考えるわけないですよね、まさか。。。

この問題を作っている光景と採点している光景を思い浮かべると背筋が凍るのは私だけなのでしょうね。。。