2005-01-01から1年間の記事一覧

というわけで、師匠、NS氏、IM氏、スロヴェニアからの留学生DT氏の5人で、東京の代表的な寺社をめぐると称して、年の瀬のお忙しい方々を尻目に宴会をして参りました。オフィシャルには、「来年修論を書くDT氏の日本宗教についての基本的な知見の拡充に資す…

オッカムのウィリアムが草葉の陰で泣き出しそうな不毛な会話

脱魂状態で呆けたようにテレビを見ていたところ、楽しそうなニュースがやっていました。「中1ギャップ」というのがあるそうです。なんでも小学校を卒業して、中学生になった途端に勉強についていけなくなる子供がいるそうです。ふつうなら、「そういう人っ…

髪人減

11月11日。くもり。寒い。昼ごろ起きた。来週、11月18日はミッキー・マウスの誕生日だと思うと、なんだか嬉しくなった。 舞浜の独裁者はどんな誕生会をするのだろうか。 論文書くのがダレてきたので、カンフル剤になるかと思って、奨学金を全部持って、御茶…

gloom

なんか東京の西の方が小松左京の小説みたいになっていましたが、ニューオリンズも相変わらずやばそうですね。阪神大震災の時に、日本政府の対応は遅い、欧米と比べてリスク・マネージメントがどうしたこうしたみたいな御託を並べている人がいましたが、少な…

Trend on air

というわけで、昨日は噂のなんちゃらエクスプレスというのに乗って、登校してみました。 想像してましたが、童心と幼児退行を混同している鉄道にしか興味がない精薄弱なおっさんと、翌日から始まるくだらねー学校のことを思ってか恐ろしく憂鬱そうな小学生の…

いろいろなものを挽回するために、ここ数日間は家に篭っていろいろやるはずでした。 ですが、家には篭っていたのですが、ひたすらwowowでやってる「仁義なき戦い一挙放送スペシャル」をかぶりつきで見ていました。どうでもいいですが、たかだか3年くらいで1…

顔が同じだからさ・・・

というわけで、「アップルロード」などという、いかにも百姓が頭つき合わせて考えだした名前の道があって、「新聞」という普通名詞と「中日新聞」という固有名詞が等価値になってしまうような所でいろいろ勉強してきたわけですが、痛感したのは午前六時の出…

適当に「鯛!」

そういえば、数日前に下見へ行ってきました。 なんか木曽義仲が旗揚げしたところらしく、いんちきくさい記念館みたいのが乱立していました。 あんな山の中で旗揚げしても、5年くらい誰も気づかなかったんではないでしょうか。 どうも天下を狙っているらしい…

A Bout de Souffle

慎太郎が「数を数えられないからフランス語は国際語として不適切」と発言したのに対して、在日フランス人だか語学学校経営者だかが20人くらい集まって訴えを起しました。 名誉を傷つけられたそうです。 この発言によって学校経営業務が妨害されたそうです。 …

貧しい人たちは、自ら貧しさにはまっていってるように思える

今月末に行く御嶽山に関係するグループの東日本支部にあたる霊場へいって来ました。 埼玉県本庄市という、神が見放した、ジャスコとベイシアとパチンコに偏愛される土地です。 キリストは本庄市民のために十字架にかけられた気がしてきます。旧中山道(イチ…

By night an atheist half believes a God

「神が肉体を持つなら、それはまさに偶像崇拝である。メシアが王冠を拒否し、いばらの冠を選ぶなら、それは単純に異様なことだ。サンヘドリンは苦もなくイエスの死刑を取りつけた。それほどまでに、その主張は異様に見えたのだ」 (レジス・ドブレ『一般メデ…

ドルで泡盛買うなんてなんかポストモダンですよねー

というわけで、学会、学会、研究会ということで、要約すると3晩続けて宴会で肝臓に負担がかかったという週末でした。去年よりはほんの少し、誰がどういう立場で何を言っているかがおぼろげながら分かるようになってきたせいか、ついつい先生方を前にして、…

記号の帝國、無為こそ過激

いつのまにか5月が終わって、ますます現実逃避が激しくなり、ついつい澁澤龍彦の読んだことのない本を見かけて買ってしまいました。遊びに来た女の子に貞操帯を着けさせて侍らせてお酒を飲むのって楽しいよねみたいなことがなんの羞恥心も躊躇もなく書いて…

罪を犯さず懐胎した聖母マリア、懐胎せずに罪を犯す方法を教えて

テレビを見ていなかったので知らなかったのですが、イラクの斉藤氏は銃撃戦の直後に、すでに亡くなってしまっていたようです。 北の大地からわざわざナラトロジーお嬢様が教えて下さいました。 イラクでは、私の想像力を遥かに超えたハードで端的で非情緒的…

Advocatus Diaboli

TAとして学部の授業に出席しているのですが、毎回毎回、興味深い話を、1時間1280円というのは、60分のことなのか1限のことなのか真剣に悩みながら聞かせていただいています。宗教学・人類学を昔からやってきた人には常識なのでしょうが、なんちゃってフラ…

「ミスター・ロンリーハーツ様」宛に遺書を書いて・・・

たいへん不条理なことではあるのですが、世の中には持っているだけで恥ずかしい物があります。 たとえばマニッシュのアルバムとか、PCエンジンとか、バックストリート・ボーイズのサインとか、保坂尚輝の自伝とか、YAZAWAタオルとか、ベータ版ビデオとかです…

夜が明けたら

一日洋書を睨んでいると、どうしても音楽を聴きながら、ということになってしまいます。 エコによると音楽を聴きながら勉強できる人とそうでない人を、研究内容・スタイルに基づいて分類していましたが、私の場合、明らかに前者だと思います。 しかも真横の…

フェダイーン

いまこの瞬間に、どこかの暗くて蒸し暑い部屋で血を流しながら冷静に状況を把握している姿を想像すると、これまで拘束された日本人に対しては持たなかった感情がわいてきます。 イラクで拘束された斉藤氏のことです。 さんざん報道されているように、彼はフ…

TrackFuck

誰が考えたのか知りませんが、ブログにはトラックバックという機能があって、自分の文章を何らかの観点において関係していると思う他人の文章に関連付けることができます。 といっても、他人のHPの「最近のトラックバック」みたいな一覧で、小さな小さな自己…

開かれた書物

ウンベルト・エコの世界的なベストセラーに『薔薇の名前』という作品があります。 ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーター主演で映画化されたので、そちらを見た方も多いと思います。 まだ子供のスレーターが、後の実生活での馬鹿げた行動を予想させ…

煙草をやめて自己犠牲

一言でまとめるならキアヌ・リーブス『コンスタンティン』はこうなります。 「ヴァン・ヘルシング+デスペラード+マトリックス」くらいの馬鹿映画を期待していたし、いくらでもそういうシーンが作れそうなストーリですが、戦闘場面はほとんどありませんでし…

国粋少女の賭金

山田五郎が思想的転向をして鳥肌実になったと思っていましたが、どうやら違うようです。 皇居に向かって敬礼!な人々に会いたくなったら、土日に九段下へ行くのが良いでしょう。恐らく気づいている方もいると思いますが、たまに九段坂下のスタバの前に止まっ…

天使も踏むを恐れるところ

というわけで、異例の早さで、新教皇はドイツ人のラッツィンガー氏に決まりました。 前回に引き続き超保守派です。 おかげでカトリック教徒はまたもやピルとコンドームを使うチャンスを逃しました。 女性聖職者の誕生も当分無理でしょう。 指導教官に言わせ…