ダイナマイト文学賞

というわけで、「いつのまにか2,3日過ぎている」というとなんだかボケ老人のようですが、実際は勉強したり、師匠・学友と話したり、飲んだり、遊んだり、話したりしているうちに、2,3日が過ぎてしまって、一昨日と一昨昨日の記憶が融合してしまって、結果として、目下の一大重要イベントであるはずの試験の勉強に専念できるのが残り7日となってしまいました。

とはいえ、ここはなんとかしないといけません。
問題は、やっぱり聴くのと話すのですね。
留学していてバリバリ話せたのが4年前、それから一昨年に一ヶ月くらい調査と称して彼の地の旧友たちと再会してきて、その後は断続的にしか使っていません。

その結果、下らない日常会話は支障なくても、たとえば世俗化論を説明されて、それに対して合理的選択理論のような反論があって、さらにそれに対して世俗化論修正派からの反論がある、というようなことを平易に説明しようとすると、もたついてしまうような語学力まで落ちてしまったわけで、今度のテストには世俗化論はでなくても(出たら笑いますが・・・)、それを説明するのに必要なフレーズみたいのは要請されるし、よく考えてみたら過去にはライシテが出題されたこともあって、なかなか気がぬけないわけです。

そんなわけで、『7日間でフランス語が聴いて話せるようになる方法』を考えていたのですが、どう考えても、このような方法を思いつくまでに7日間以上かかるような気がしてきて、気づいたら、村上龍『2days4girls―2日間で4人の女とセックスする方法』という床に落ちていた本を読んでいました。

2days 4girls 2日間で4人の女とセックスする方法

2days 4girls 2日間で4人の女とセックスする方法


その時ついでにリリー・フランキーの『女子のいきざま』と『東京タワー』も手にとってしまって、このままだと『6日間で大学院生活から日常世界に復帰する方法』を考えなくちゃならなくなりそうです。
女子の生きざま (新潮OH!文庫)

女子の生きざま (新潮OH!文庫)


と、それはともかく、今日の夜8時には、村上春樹ノーベル・ダイナマイト文学賞を受賞するかもしれませんね。

一見斜に構えているけど、実は「かけがえのない私」という、現代日本を特徴付ける主人公『僕』の世界がどこまで異人さんたちに理解されているのかに興味があります・・・・もちろんこの賞は各地域の持ち回りなので、内容だけで受賞の可否は決まらずに、政治経済的要因が非常に重要なわけですが。

それにしても、天気が良すぎて眠い・・・・