zones dites sensibles
というわけで、いつの頃からの習慣なのか忘れましたが、朝はJ−WAVEでGOOD MORNING TOKYOを聴いています。
先月までDJをしていたジョン・カビラの「Goooooood morning Tokiooooo!!」という、まじでうざい雄叫びが、上が80台という超低血圧な私の数少ない目覚ましになっていたからです。
でも、先月でジョン・カビラは辞めてしまい、別所哲也になってしまいました・・・・なってしまいましたって、別にそこまでジョンに思い入れはありませんが、さすが日米合作映画でデビューし、何の用事があるのか分かりませんがアカデミー賞の時期になると何故か毎年ハリウッドに行く別所哲也はちょっとお上品すぎて、目覚ましにはならないのです。
カビラの時は、彼の友達なのであろう在日のフランス人なんかが、朝から可哀想に山梨県で苺狩りをさせられて、おそろしく聞き取りにくい日本語でレポートしてくれたりと、ゴールデンに移行する前の「でぶや」のような空気がほとばしっていて、そういうところが好きでした。
「でぶや」にしても、かつては昨今では極めて珍しく野郎ばかりで、さらにマッスル(本名:アリヴァナギ・ラヒム)とその友人なのであろうイラン人ばかりが出ている時などもあって、「金曜のそれほど遅いとは言えない時間に、イラン人を5人も写すとは、さすがテレ東だぜ・・・」などと妙に感心していたのですが、ゴールデンになってからはイラン・コネクションはまとめてリストラされてしまいました。
ところで今朝のGMTですが、半分覚醒しないままぼけーっと聴いていたら、フランスの暴動について別所がある専門家にインタビューしていました。
「朝からおっかない話するなよー」と思って聴き始めたのですが、そのお話が極めて専門的でした。
「移民の人々もフランス国籍を持っているわけで、その意味では彼らはフランス文化を継承しているんですよねー」などと、ナシオンとフォルクを混同した見当違いのコメントをする哲也に対して、ラジオにもかかわらず沈黙で切り返すという高度な技を見せたあたりから、間違いなくプロだと思い始めました。
さらに「『民族とナショナリズム』でもJWAVEに送りつけようかな・・・」とか思いながらぼけーっと聴いていると、昨年末に恵比寿の研究会で4日間御一緒させていただいた先生だと分かりました。
大変お若く綺麗な方で凄い勢いでフランス語を話されるのに驚嘆したことを思い出しますが、今でもこのようにして天に富を積まれていらっしゃったのですね。
というわけで、27日で昨年のフランス暴動から一周年で、今年もバスなんかが乗っ取られたりして、パリ交通公団も非常時にはバスを迂回させることを検討するなど、非常に敏感になっているようです。
うーん、パリは燃えていますね・・・・
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