きれいな井戸
というわけで、爆音でクラシックを聞いてはブツブツ翻訳しています。
なんだか野獣死すべしみたいな生活ですね。
で、このままだと、でかいカメラをもって歩くようになってしまいそうなので、二晩続けて飯田橋にフランス語をやりに行くようにしましたが、さっそく後悔しています。
ところで、いつも思うのですが、語学学校の方々ってなんか顔以外も濃い人が多いですよね。
ブリティッシュ・カウンシル、ゲーテ、AA学院などに行っている学友などとお話するのですが、フランス語は、とりわけ濃いような気がします。
で、授業中、よく理念型を作って遊んでいます。
一番目立つのは、遣唐使型ビジネスマンでしょうか。
なんか悲壮なまでに勉強されています。
仕事で行くので、おそらく明確に何月何日に渡仏してどこで何をする、みたいなことが決まっているせいか、質問とかがやたら具体的です。
でも、みんながフランス本国とは限らないわけで、深刻な表情で「あの、「きれいな井戸」ってなんて言うんですか?」と聞いている方がいました。
うーん、深刻ですね。
おそらくアフリカだとは思います。
個人的には、聞くべきなのは、「その国では、どの程度までが「きれい」と形容されるのか」ということのような気もします。
あとは、マダムが多いですね。
土地柄のせいでしょうか、飯田橋までお散歩できるくらいの距離にお住まいで、なんか暇なので来ています型です。
やたらと群れているし、ケリー・バッグとはいえ、同じバッグを二度持ってこようものならば「そのバッグ、お気に入りなのね・・ふふ」みたい批判がとんでくるようです。
なかなか激しい闘争もあるようですが、概して真面目ですし、なんか楽しそうです。
そして、このマダム型の予備軍と思われるのが、なんとなくマドモワゼル型。
なんかよく分かりませんが、わりとお年を召しているのかもしれませんが、マドモワゼルな雰囲気で、特徴としては半端な色のチークとアイシャドーでしょうか。
あと、やたらとショールみたいのを羽織っています。
もちろん、それはそれで良いのですが、たまにマドモワゼル型同士がお話していて、二人ともショールだったりすると、なんかマスク・オブ・ゾロの総会というか、個人的にはぴっちりタイツに星条旗のマントをつけていた頃のヴァン・ヘイレンを思い出します。
で、それほど多くはないのですが、クラスにかならず1人はいる破滅的女子型。
微妙なところですが、ぐれたアラニス・モリセットみたいな格好をしています。
そして、何が原因か分かりませんが、必ずある種の終末感みたいのを漂わせています。
明日世界が終わるような顔をしながら、地面にあぐらかいてハイライト吸っていたりするので、マダム型とは気があいません。
ツンデレのようにも思いますが、まじで退廃しているような人もいるので、あまり期待しないほうが良いと思います。
授業中もまず喋らないので、最後まで謎です。
とはいえ、新小岩に住んでいたりします。
で、最後に、意外といないのが、ゴスロリと院生ですね。。
というわけで、二晩続けてラッシュの電車に乗るのは嫌ですねー。
満員電車で通うなんて、小学生の時に人形町に通った時以来です。