5周遅れの神経政治学
というわけで、聖地から愉快なニュースが届きました。。
十戒を受けた予言者、モーゼは麻薬を使っていたかもしれません
イスラエルの研究者によると、ユダヤ教やイスラム教、キリスト教などの多くの宗教において、重要な預言者の一人とされ、祈りで海を割り、シナイ山の頂上で神から「十戒」を授かったとされるモーゼ(モーセ)は、麻薬を使っていたかもしれないそうです。
宗教者と麻薬というのは一見不思議な組み合わせですが、いったいどういうことなのでしょうか。
この記事によると、イスラエルのエルサレム大学で認識心理学の教授を務めるBenny Shanon氏は、自らの発表の中で、モーゼやイスラエルの人々が体験したことは、超常現象でもなんでもなく、麻薬によるものではないかとの見解を示したそうです。
なお、Benny Shanon氏はアマゾンの森林において麻薬を使った宗教儀式を体験した際、モーゼが燃えている潅木を見たのと同じような精神的で、宗教的な体験をしたとしています。
ちなみにアマゾンの森林においての宗教儀式で用いた麻薬は、聖書の中で言及されているアカシアの木の樹皮で作った調合薬と同程度の幻覚作用があるとのこと。
http://news.livedoor.com/article/detail/3541323/
原文はこちらです。
この“Time and Mind”というのがどういう雑誌か知りませんが、なんだかゆるい雑誌ですよね。
麻薬やったらモーセ氏と同じような幻覚を見た
↓
モーセ氏も同じ麻薬をやっていたはずだ
・・・・ちっとも論理的ではないような気がするのですが。。
これだけだと、自分がジャンキーなことを公表しただけのような気がしないでもありません。。
この論旨が成り立つためには、「燃える潅木の幻覚を見るのは麻薬をやった時だけ」ということを証明しなければならないのではないでしょうか。。
そうじゃないと、モーセ氏がものすごいテンションの高いナチュラル・ハイな方だった可能性や、昔は潅木はいつでも燃えていた可能性や、あるいは、神様が本当に十戒を授けて、そのついでに演出で潅木を燃やした可能性が排除できないような気もするのですが。。
どうなんでしょう、あるいは、この先生の意図は、ティモシー“世界で最も危険な男”リアリーみたいに、“Tune In、Turn On、Drop Out”みたいなことを叫ぶことにあるのでしょうか。
認知心理学って、楽しそうな学問なんですね。
それにしても、なぜ、わざわざエルサレムでこんなことを叫んでおられるのでしょうか。。
次は、「祈りで海を割った」謎でも解いて欲しいですね。
Veohとかで、「ガリレオ」や「トリック」を見過ぎちゃったのでしょうか。
是非、「どんとこい超常現象 エルサレム版」を書いて欲しいですね。