いろいろなものを挽回するために、ここ数日間は家に篭っていろいろやるはずでした。
ですが、家には篭っていたのですが、ひたすらwowowでやってる「仁義なき戦い一挙放送スペシャル」をかぶりつきで見ていました。

どうでもいいですが、たかだか3年くらいで10本くらい撮るってすごいですね。
70年代のニートとかって、けっこう暇だったんですね。
最初のやつと広島死闘編くらいは見たことありましたが、「組長の首」とか「組長最後の日」とかこんなに続きがあったとは知りませんでした。

で、ついでに、広島死闘編での梶芽衣子のあまりの可愛さに、彼女が主演している「修羅雪姫」まで見てしまいました。
それにしても昔の日本人って、ほんと暇だったんですね、こんなに能天気で馬鹿だとは知りませんでした。
そりゃタランティーノみたいな馬鹿白人も食いつきますね。

そんな状態で、指導教官に研究の進捗具合を報告する今日を迎えてしまいました。
なんでこんなに道すいてんだ?とか考えながら、「指導教官の首」とか「指導教官最後の日」とか「天久保死闘編」とか「指導教官、謀殺」とか、ブツブツいいながら運転していたのですが、今日はお盆だったのですね、そういうことはあまり気にしないので、すっかり忘れていました。

で、論文をもって「お盆じゃけぇいうても、働かないけんのぉ」状態の師匠のところにいったのですが、去年までのように「椎名林檎みたいな小見出しつけるのやめなさい」とか「コッコみたいな投げやりな文章やめなさい」みたいなことは言われなくなりましたが、こてんぱんにやられました。

液状化するウルトラモダニティの特徴をあますことなく描ききったつもりでいたのですが、まったくお話にならないようです。

で、本当は広島滞在の経験のある可愛くないけど可愛い後輩の家を、「ドンへの道」な名古屋から出張ってきている先輩と襲撃して、日本のアンダーワールドを広島・名古屋・東京でどうやって分割管理するかを相談するはずだったのですが、大学の帰りに「帰省ラッシュ」に巻き込まれるという伝説を作りたくなかったので、とっとと帰ってきて、高橋克典がでている仁義なき戦いをみることにしました。

で、本当は後輩に広島関連の質問をしたかったのです。
広島の人って基本的には靖国神社には一般的な傾向としては反対というような印象をもっています。
なんかそういう論文も読んだことがあります。

でも、広島死闘編の中では、主人公の山中という拳銃殺人が大好きないかれたチンピラが、組長の姪で、特攻隊員の未亡人である梶芽衣子に手を出して半殺しにされて、破門されるというのが、大きなイベントとして描かれます。

で、この手をだしたのがばれた時に、兄貴分かなんかが「あの人(梶)の夫(特攻隊員として戦死)は靖国に祀られている人じゃ、おどれは分際を知らんのか!山中!」みたいなことを言うシーンがあるんですが、これってやっぱりヤーさんだけに限られる発想するんでしょうか。

それとも以前はこういう考え方が一般的だったけど、いろんな人が言論活動とかロビー活動とかして、次第に「靖国っていくない」という言説の焦点として、恣意的に(とか言うと誰かが怒りそうですが・・・)広島・長崎というのが構成されてきたのでしょうか。

先輩から「よい終戦記念日を!」というメールを頂いて、そうか今日はお盆かつ終戦記念日か、ということに気づいたので、ちょっと真剣に考えてみました・・・・嘘です。