ポータラカ

学兄のお一人に、寺社仏閣等の淫靡な部分を探し出すのが大変得意な方がいます。
分野旅行でも、非常にマイナーなお寺で、物凄く分かりにくいところにある、物凄くわかりずらい絵柄のおっぱいを見つけていらっしゃいました。

次に訪れた、大変メジャーなお寺では、入り口の脇の真新しい灯篭に、非常に大きな男性器をいきなり見つけていらっしゃいました。
どちらも、他にも非常に多くの方が見ているのですが、誰も気づいていませんでした。

うらやましいというか、恐るべき観察力です。

写真は、この前、遊びに行ってきた那智の滝です。
高野山からここに行くまでは、片側がひたすら断崖で、道幅がギリギリ車一台分しか通れない山道を、時速20kmくらいで2時間くらい延々と走らなければなりません。
その後も、中上健次の母校新宮高校前を通ったりするので、もちろん「秋幸が戻ってきた〜」とか、黒潮の太平洋に叫ばなければなりません。

このような苦行の果てにこの滝にたどり着くと大変感動します。
落差は133mで、滝壺は10mもあるそうです。
さすがの滝男も、2秒くらいで諦めていました・・・・まあ、2秒とはいえ、わりと真摯に滝に当たるかどうかを検討していまうところが凄いのですが。

他にも非常に多くの観光客がいました。
ご存知とは思いますが、那智の滝は、そのあまりの神々しさゆえに、神として古来から崇拝されています。
具体的には、熊野那智大社別宮飛瀧神社なわけですが、神社を構成する建物はほとんどなく(入場券売り場くらい)、滝そのものが神社で、直接滝を拝むわけです(祭神は大己貴命)。

と、さんざん感動して帰ってきたわけですが、上記の学兄が帰りの車中で、那智の滝は「女陰」に見えると言っている学者がいることを教えてくださいました。
た、たしかにそうですね。
学兄は、滝を見ている最中、「僕が何人もはいれる〜」と感動されていたそうです。
まいりました、降参です。