バンパー・ステッカー

とかって、皆さん車に張っているでしょうか。

私は、父の北海道お土産である「ヒグマ注意!」と、靖国お土産のノラクロ「国民キャラクター、時代を超えて斬新!」だけです。

というわけで、ぶつぶつ言いながら翻訳していたのですが、アメリカ人は楽しいステッカーをたくさん貼り付けているようです。

翻訳テキストに出てきたのは、

  My God Is Alive;Sorry About Yours

です。
まあ、それほど面白くはありませんが、ニーチェ研究者なんかはユンユンきちゃうかも知れません。

でも、これをどうやって訳したら良いか分からないんですよね。
「私の神は生きている、あなたの神はお気の毒様」じゃ、なんか味気ないですよね。

というわけで、やらなくても良いのに、アメリカのバンパー・ステッカーの通信販売のHPなんかを見ていました。
 

 Life is Short
     Pray Hard

「人生は短い、激しく祈れ」なんて感じでしょうか。
なんかナイキとかアディダスのキャッチコピーみたいですね。
 

 Jesus is my Co-Pilot

「ジーザスは私の副操縦士」でしょうか。
でも、辞書によれば、copilotには、俗語で「アンフェタミン」の意味があるそうで、恐らくこっちなんでしょうね。

 

 My Father is a Jewish Carpenter

キリスト教圏なら誤解の余地はありませんが、日本なんかで、知らない人は、「あっそう」とかなってしまいそうです。
 

Oxymoron♯43:Religious Tolerance

「矛盾語法43番、宗教的寛容」でしょうか。
でも、なんで「43」なのか分かりません。
アメリカ文化を背景に持つキリスト者の方、教えてくださいませ。
 

 In case of rupture, this car will be unmanned

「〔宗教的〕恍惚の場合、この車は無人です」でしょうか。
ruptureが分かりにくいですね。
  

Separate Church and Hate

九段坂上の神社の鳥居にでも貼っておくと、楽しいかもしれませんね。
  

As long as there are tests,
   there will be prayer in public schools

「テストがあるかぎり、公立学校から祈りはなくならない」でしょうか。
なんか田舎の優等生的な感じです。
  

Are you as close to Jesus as you are to my bumper ?

「あなたは、私のバンパーに接近するのと同じくらい、神に近づいていますか」。
日本語に直すと間抜けですね。

しかも、こんな長いの読んでたら、オカマ掘られちゃいますね。
あと、いかれた酔っ払いなんかが「神との合一!」とかいって突っ込んでくるかもしれません、彼の国では。
  

Allah Bless America

冗句のつもりなのでしょうが、確か一緒なんですよね、ゴッドとアッラーは。
 

 Buddha Bless America

これは確か違うんですよね。

でも、ヒックとかキュングとかラーナーとか、兎角欧州の方では、一緒になってる可能性もあるようです。
たしかに一緒だったら、勉強するのが楽で良いですね・・・・

ところで、こういうのの訳をどうしよか悩んでいたら、学友がクープランド『ジェネレーションX』を参考にしたらどうか、と教えてくださいました。

ジェネレーションX―加速された文化のための物語たち

ジェネレーションX―加速された文化のための物語たち

たしかにぴったりですね、あのしょうもない挿句の山と。
無駄な読書もしておくものですね。