比例

可哀相なマス・ツーリズム院生の心得として、All About Japanの「日本の宿」のメルマガを読んでいます。

で、今回届いたのが面白かったです。

こんにちは。日本の宿ガイドの井門です。

先日、伊豆箱根を中心に全国に「一泊朝食付きの宿」を展開する三菱地所の社内ベンチャー「四季倶楽部」社長の山中さんと「・・・とある温泉旅館」に泊まってきました。

山中さんは、保養所を借り受け、新しいタイプの宿づくりを推進していずれも超・高稼働率の人気宿を数々、短期間で作り上げた方です。
http://www.shikiresorts.com/

当初、山中さんは、「もっと気軽に旅館に泊まりたいのに、どこも高いのはどうも夕食料理が高いからのようだ」という仮説をもとに、一泊朝食5,250円(夕食は自由選択で3,150円のおまかせメニュー)という夕食自由化を定着させ、一切旅行会社などを通さない、会員のお客様に直接販売を行っています。

登場人物名が微妙に気にならないこともありませんが、話の趣旨は、「なんで宿泊代が下がると、部屋のランクだけでなく、飯までまずくなるのか」というドラスティックなものです。

たしかに比例してますよね。

私は、周囲にいる人も含めてお酒が好きな方が多いです。

皆さん、シャンパンは正午を過ぎると女の子の飲み物だとか言い出すし、午後5時を過ぎるとそわそわしてきます。

なので、相当な僻地に行かない限りは、夕食は抜きにします。

なんせハウステンボスですら、夕食抜きで、バイパス走って佐世保まで飲みに行ったくらいです。

でも、たしかに7000,8000円の旅館でも、けっこうまずいところありますよね。

それを示すのが、「食品食べ残し率」というマニアックですがあまり萌えない統計です。

レストランが3%で、結婚式が23%。

で、宿は13%だそうです。

これは高いですよね。。。やっぱまずいんですね。

で、残される食品ランキングは、以下の通り。

1.肉類(18.9%)
2.魚介類(16.7%)
3.野菜類(16.2%)
4.調理加工食品(14.5%)
5.卵類(11.2%)
6.穀類(8.4%)

「高いものがまずい」という典型的な兆候が出ています。

氏によれば、「旅館の宿泊料金が安くなると、食事料金まで安くなる」という「一泊二食制」が元凶だそうです。

まったくそうですね。

たしかに、なんで夕食強制なのかわかりませんよね。しかも、部屋のランクと比例するのは奇怪ですね。

で、部屋代は繁閉にあわせて、食事は固定にすれば良いということです。考えたこともありませんでした。

というわけで、次の幹事の7氏には、富士山の8合目とかで、「部屋と食事の比例は前時代的だ!飽食の時代は終わった!!」とか正論を唱えて頂きたいですね。

良かった幹事じゃなくて。