いろいろありまして・・・

というわけで、いろいろあって、久しく更新していませんでした。

身苦死の方は少しはいじっていたのですが。

まずは二月の最終週あたりに、突発的に再び五島列島と平戸へ行って参りました。

前回は真夏でしたが、今回は冬ということもあってか、なんだかオフ・ビートな調査だった気がします。

行く前は、ドラ氏と7氏と、「ひょとしたら、もう泳げるのではないだらうか。知り合いは元日に沖縄で海水浴をしていたやうだよ・・・」といった、限りなく南島イデオロギーにおかされた会話をしていました。

しかし悲しいかな、頭が単純で思想信条もゆるいので、南島といっても、そこに原日本・古代日本の風景を見出すわけではなく、「なんとなく海」みたいな想像力しかないのですね。

とはいえ、今回は前回の高速艇こと「ちょっとお洒落な代官山あたりを走ってそうな漁船」ではなく、とても大きなフェリーに車ごと乗り込みました。

結構車には乗っていますが、フェリーに乗り込むときほど長くバックで進んだことはありませんね・・・・しかも両サイドが海だからなんか怖い。

でも、乗ってしまってからは大変快適で、甲板にも出られるので大変気持ちよかったです。

洒落で某国の軍艦にギブ・ザ・フィンガーしながら記念写真を撮りましたが、あれってひょっとしたら提督にも見えていたかもしれません。

で、上陸後は、本土にもまして走りまくって、何度見ても素晴らしい教会群を回りました。

あとは、キリシタン神社を見たり、公共軍人墓地を見たりして、大雨の中で某論文のデータがぐちゃぐちゃであることを発見したりして楽しかったです。


しかし、今回、行く直前になんとも悲しいニュースがありました。

五島の教会群の中でももっとも美しい教会に挙げられることもある江袋教会が、漏電のために全焼してしまったことです。

漏電が原因か 江袋教会火災

江袋カトリック教会(新上五島町曽根郷)が全焼した火災で、祭壇右側にある「告解(こっかい)部屋」の内側の壁が最も激しく燃えていたことが十四日、分かった。壁の内部には配線があり、新上五島署は漏電の可能性もあるとみて、出火原因を慎重に調べている。

同署によると、出火当時は無人で、今のところ、不審者の目撃情報もないという。

一八八二年建造の同教会は「変形寄棟(よせむね)造り」という台形の珍しい屋根が特徴で、日常的に使用されている木造教会の中では県内で最も古かった。(長崎新聞 2/15)

私も行ったことがなく、本当に残念でありません。

インタビューさせていただいたかたがたの多くが、キリスト者であるかどうかを問わず、焼け跡に立ったら涙が止まらなかったとおしゃっていました。

もう、こればかりは本当に無念としか言いようがなかったです。

しかし、早くも教会再建の動きが見られるようで、一日も早く復興されることを望みます。

かつてはこのような姿だったそうです。


平戸では、とくに根獅子という地域に行き、市会議員の方に大変詳しく親切なお話をお伺いすることができました。

また、キリシタンが作ったダミーのための神社など、本当に貴重なものを拝見しました。

夕方あわてて長崎空港へ向かい、帰京は夜でしたが、しっかり終電まで慰労会をやりました。


翌日は、さっそく兄貴と先輩の発表を拝聴しました。

兄貴には朝まで付き合っていただき、本当に面白い話をたくさん教えていただきました。

で、一日置いて久方ぶりにふらふらと大学へ行くと、廊下で某先生とすれ違い、苗字を間違えながらも今月末にフランスへ行くことを命じられました。

で、あわてて色々な情報をあつめ、調査に入るグループと連絡をとり、ばたばたしています。


と思っていたら、先月注文していた、ドラ氏に見繕いを頼んだ化け物のようなB5ノートPCが届きました。

で、恵比寿でやんごとない御用を済まされる予定のドラ氏を捕まえて、色々と改造・改変していただき、現在パタパタと打っている次第です。。。