ぜってー反省いたしません
というわけで、4月の新入生のオリエンテーションを踏まえた一泊旅行のために、いつもの面子で下見に行ってまいりました。
一昨年の大洗、昨年の益子に続いて、今年は鹿嶋方面で、東国三社を中心に見て回ることになりました。
「三大なんとか」というのは、二つはその名の通りですが、残りひとつが、前者二つと釣り合わない場合が多いですよね。
たとえば、「三大盛り場」なんていう田舎くさいものがあるそうです。
新宿区歌舞伎町、京都市新京極通、大阪市千日前だそうです。
う〜ん、新京極・・・・・っていうか、千日前も・・・・
あと「滝」が笑えます。
滝には、なぜか「三大瀑布」と「三大神滝」という二つのカテゴリーがあるようです。
前者が、那智の滝(和歌山県)、華厳の滝(栃木県)、袋田の滝(茨城県)。
で、後者が、那智の滝、華厳の滝、布引の滝(兵庫県)だそうです。
三大〜を称することで、誰がエンパワーメントしようとしているのかが明確ですね。
そんなわけで、鹿島神宮、香取神宮、息栖神社を始め、色々と回ったのですが、神社なんかどうでも良いんです。
今となっては、下見なんかどうでも良いんです。
香取の帰りに利根川沿いの土手のような道を走っていました。
すると、土手の下から赤い棒を持ったおじさんが飛び出してきました。
なんと、おまわり・・・・年度末の点数かせぎの犠牲になってしまいました。
前の車と合わせて二台続けて御用です。
てっきり、30キロはオーヴァーしていたのかと思いました。
窓を開けると、貧相なおっさんが言いました。
「いや〜、前の車につられちゃいましたね。20キロ、オーヴァーです」
おいおい、ふざけんなよ。
車道と歩道が一体になっているような場所ならともかく、車しか走らないド田舎の土手で、しかも20キロかよ。
幼稚園児の頃から警察官は嫌いでした。
あの説教口調がなんとも下品で嫌いです。
だいたい違反取締やるなら、毎日朝から晩までやれば良いのに。
で、1キロオーヴァーしても捕まえるなら、納得行きます。
でも、ふだんは20くらいまでは明らかにほうっておいて、一斉になるとガチガチにやるなんて、そんな曖昧なやり方はまったく意味不明です。
しかも、なんで速度違反で「職業」を聞くのでしょうか。
なんかふざけた回答をしようとしたのですが、とっさに思い浮かんだのが「革命家」、「スピリチュアリスト」、「傭兵」だけでした。
でも、その警官の顔を見れば、こういう冗句が通じないのは明らかです。
速度取締などという民衆抑圧のための反革命的な仕事を疑いもせずに何十年もやったせいか、すっかり胡乱な目をしています。
「どんな正しいことでも、こいつらに喋ったら、それこそ敵の思うツボだ」という矢作俊彦の警官に対する評価を思い出しました。
「警官が制服を着ているのは、それがないとヤクザと区別がつかないからだ」という言葉も思い出しました。
で、結局、面白くもなんともない「自由業」という答え。
しかもそれですら、「自営業?」と聞き返される有様です。
「アナルコ・サンディカリストだこのやろう」とか言ってやろうかと思いましたが、これ以上相手にするとこっちの品位が落ちるのでやめました。
というわけで、これから生涯、香取の土手を怨み続けます。
万国の非警察官よ、団結せよ!
と、なにはともあれ、このシヴィックが格好良いです。