クマノナダイブ
で、予定では、大阪からまた名神を通って伊勢に行くはずだったのですが、なんせ、あのわけの分からない集中工事をやっているということです。
なので、どれくらい時間がかかるかも分からないし、土地勘も距離感もないのですが、和歌山経由で行く事にしました。
昨年は、奈良を突っ切って、中辺路を通って行きました。
ですが、あまりの道の狭さと、それにもかかわらず、イニシャルDなみにぶっ飛ばして走る地元のおば様の軽四駆に追っかけまわされることを思い出せば、もう二度と走りたくないところです。
というわけで、アホみたいに天気も良いし、和歌山経由にしました。
本当は雑賀で、黒牛の大吟醸でも仕入れたかったのですが、下調べをしていなかったし、なんせそんなことをしていると東京に着くのは9月くらいになってしまうので、泣く泣く諦めました。
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でも、和歌山経由、早い話は大辺路は走りやすかったですね。
ずーっと海は見えるし、道もそこそこだし。
途中で、枯木灘・熊野灘という中上健次ワールドも味わえます。
最近ならば、QEDシリーズの熊野・和歌山編を思い出しても良いかもしれません。
そんなこんなで、適当に海で遊びながら伊勢へ向けてまさにぶっ飛ばしていきました。
途中、AMD氏があまりに感動したためか、熊野灘で五体投地されてました。
振り向いたら既に海の中にいらっしゃいましたが、何があったのでしょうか。
7氏による絶妙の写真です。
で、昼から夕方になるくらいに熊野について、やっぱり那智の滝に行ってきました。
あいかわらず、青岸渡寺への階段がつらいですね。
滝の下では、振り向くと7氏がバズーカー砲を持って暴れていたので、凄いセキュリティ感覚だな〜、嗚呼、あの品のない中国人観光客の一団に打ち込むのかな〜、分かりやすいナショナリズムの表出だな〜と思って感心していたのですが、どうやら日本一でかい御神籤のようでした。
で、うろうろ遊んでいるうちに既に夕方になったのですが、ここで伊勢のホテルに連絡してみると、どうも8時半くらいまでにチェック・インしないと夕食を食べさせてくれないとのこと。。
しかもホテルの人によれば、熊野から伊勢までは、5時間くらいかかるようです。
そのとき既に5時前くらいになっていて、一同青ざめました。
で、どうしようどうしようと言いながら、最終的にはアクセルを踏み続けるしかないということになりました。
が、青ざめながらも熊野速玉大社にも寄っちゃったりして、それこそパリダカみたいに走り続けました。
どうも熊野−伊勢間というのは、それこそかつては熊野古道しかなかったような場所らしく、山また山の世界です。
進むにつれて、伊賀とかなんとかそういう地名が出てきて、たしかに忍者もちょっとひくような獣道ばかりでした。
が、夕食のためにはそんなことにかまってもいられず、公道の恐怖を克服して、ハイビームで、アウト・イン・アウトでぴったり右側に寄せながら、できるだけ減速させないように走り続けて、ぎりぎりで到着しました。
この時ほど四駆に乗っていて良かったとおもったことはありません。
で、ばたりと眠って、翌日は、すさまじい大雨の中を伊勢神宮へ行ってきました。
式年遷宮のために、常に真横に代替のための土地があるというのが面白いですね。
ちなみに、20年ごとにすべてを建てかえて、橋まで架けかえるなんて、なんだか無駄のような気もしますが、なんでも使える廃材は全国の神社に分けられるそうで、それなりのリサイクル的観点もあるようです。
で、行ってきました、赤福帝国のおかげ横丁。
まじで食い倒れをしてしまいました。
なんといっても、牛肉界の松坂君の串焼きが美味しかったですね。おそろしく高いですが。
他にも美味しいものが沢山あって、内宮に行くのを忘れかけたほどです。
おかげ座では、2分の1スケールで往時の伊勢が再現されていて、AMD氏が夜鷹と記念撮影したのですが、なんせ夜鷹氏のスケールが2分の1なため、どちらかというと児童買・・・・まあ、良いでせう。
で、大雨にもかかわらず、元気を出して、月読宮も猿田彦神社にも行ってきました。
が、私が一番すきなのは、二見興玉神社です。
海辺の神社は良いですね。大洗の磯前神社に匹敵する素晴らしさです。
しかもここは「天の岩戸」↑まで見れちゃいます。
ストリップやるようなスペースはありませんでしたし、ナビをいじっていたら、他にも思いっきり「天の岩戸」と書いてあるところがありましたが、なんとも言えない怪しげな雰囲気が出ていたので良いでせう。
本当は翌日帰るはずだったのを、あまりの楽しさに延泊して、夜まで遊んで参りました。
で、で、で、本当は翌日は帰るだけだったのですが、天気も良いし、若さが燃えているし速度も100キロで、どこにでもいけるような気がしてきたので、AMD氏おすすめの三保と久能山東照宮に行く事になりました。
三保海岸ってめちゃくちゃ綺麗なのですが、これがめちゃくちゃ危ないそうです。
一見普通の海岸に見えるのですが、たしかに波が引いていくときの勢いが半端ではなく、膝まで入るとアメリカにいけるようです。
この日も快晴で、海辺には沢山の人がいたのですが、誰も海には入っていませんでした。
久能山には家康氏の遺体が安置されているそうです。
ものの本によると、理由・動機は正反対ですが、方向は高山彦久郎と同じ方を向いているそうです。
強気ですね、トクガワ・レリジョン。。
とういわけで、厚木あたりで非人間的な渋滞にはまることもなく、順調に帰って参りました。
稲毛で食べたなんとも言えないラーメンの塩っ辛さが関東でした。。
ところで、こういうものが存在するようですが、特異な趣味をお持ちの方はいかがでしょうか。。。
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