金金金
というわけで、昨日は、登山用具の買出しの前に、5人くらいで藝大美術館でやっている金刀比羅宮展を見てきました。
いや〜、禁忌ら金でしたね、全体的に。。
一つの寺社の中に、あれだけの数の作品があるのが凄いですね。
ただ、宣伝では、伊藤若冲もやたらあるような雰囲気になっていますが、若冲はあまりなかってですね。。
応挙というのは、とにかく贋作が多いので有名ですが、本当に素晴らしいものもいくつかありました。。
同時開催でやっていた、歌川広重展も面白かったです。
まずは、構図の斬新さです。
あそこまで洒脱な構成、画面の割り方というのは、本当に良いですね。
富士塚も書いてあって、一同、興奮してしまいました。。。
あと、秋葉原から御茶ノ水にあがる湯島聖堂の横の道なんかは、150年前の絵ですが、わりと面影がありましたね。。。
で、登山店では、消費的人間が集まったことによる相乗効果で、皆さん、狂ったように買いあさっていましたね。
よく考えたら、たぶん、私たちの一団で、軽く15万くらいは買い物してますものね。
富士山なんて、高いことは高いけど、やろうと思えば、ナイキのジャージとスニーカーでも登れるわけですから、異常な金のかけ方だと思います。
御師宿街の衰退を嘆くわりには、頭の先からパンツの中までゴアテックスを装備して、雨の富士山頂でも快適さを求める帝国主義的ノスタルジーに貫かれた近代人の悲しい性ですね。。