KIRA

というわけで、やや遅いですが、ベルギーでキラさんが悪い事をしているようです。

ベルギーの首都ブリュッセルの公園で、切断された白人男性の遺体の一部が見つかった。
遺体のそばに「WATASHI WA KIRA DESS」とローマ字書きされた2枚のメモがあったことから、現地マスコミは、日本の人気マンガ「デスノート」の主人公の別名「キラ」ではないかとし、マンガに触発された猟奇殺人ではないか、と報じた。
しかし日本のマンガファンの間には、「キラ」はこんな殺し方はしない、とし、もしマンガに関係する名前だとするなら、累計7,000万部以上売れている「ジョジョの奇妙な冒険」に登場した殺人犯「吉良」なのではないか、という声がネット上に出ている。

ということで、出典が夜神氏なのか、吉影氏なのかでもめているようなのですね。

集英社も、当然前者だと思って、「全巻の確認はしていないが、頭脳明晰なキラがナイフなどを使って人を殺すシーンはない」とかって切り抜けたのに、吉影のことなんてすっかり忘れていたのでしょうね。

たしかに微妙なところですね。

どのニュースも、夜神氏の一点張りです。

さすがに第四部は読んでなかったかな。。

ところでこちらのニュース。

完全に「私はキラKIRAです」というのを、「私は殺人者だ」という意味だと報道しています。

これはちょっと違いますよね。

でも、この違いを説明するのって、結構鬱陶しいですよね。

まず、ハル・ノート以降のアジア情勢と日本の敗戦、そしてGHQの占領と戦後の日本語のクレオール化を説明して、その帰結の一つとして、「キラ」という古来の名前が英語のkillerとシンクレティズムを起こしたのだということを伝えなければなりません。

かったるいRとLの発音の違いなど林檎に歌わせりゃ全部巻き舌で、神国の民はそんなみみっちいことは気にしないのだということも合わせて言わないと何がなんだか分からないでしょう。

そうでもしないと、うちの牧師が欧州で自己紹介する際に、大変困ったことになります。

すでに一度FBIに拘束されたことがある身ですからね。

イスラーム圏しかいけなくなったら、牧師できないですしね。

あとは、夜神氏でも吉影氏なく、『四十七人の刺客』を見て興奮したチャンバラマニアの赤穂浪士外人という可能性も捨て切れませんね。

もうしそうだったら、いかにもベルギーという感じがするのですが。。。