かくざい、かくざい、
というわけで、フランス語で最初に習うのはボンジュールで、次がグレーブです。
ストライキのことです。
来週からやってくれるそうです。
相当大きな規模なものになるそうです。
もう、観光都市なんだから、そういうことしないの!!
しかも、最初は国鉄だけだったのに、「便乗」でパリ市内のメトロとバスも参加するそうです。
で、こんな風景が見られることになりそうです。
なんでも、80年代には、電話と電気も止めたらしいので気合はいってたんですね。
確実に人が死にますよね。
水しかないけど、蛇口も見えないしね。
電話はともかく、電気みたいな必須条件を止めるのは反則だと思います。
空気に値段つけて売るようなもんじゃないでしょうか。
権利なのは分かるけど、でもね。。。人、殺しちゃいけませんね。
っていうか、学校、いけないじゃん。
あるけば、まあ、3,4キロですが、でも、セーヌとか渡るんでしょう。。。
確実に凍え死にます。
なので、「さいきんパリで流行っている貸し出し自転車で行こうかな〜〜」と仏人に相談したところ、「みんなすげーぴりぴりしているし、道路が混んで危ないからやめとくっちゃ、歩け!」みたいなことを言われました。
でも、歩けっていわれても、この根性なしに、真冬のセーヌを渡って学校へ行けと言うのでしょうか。
行きは良いとしても、帰って来るのがだるいですよね。。
ああああああああああああああ、もう、嫌だ。。。。
しかも、左派の学生さんたちまでも「便乗」して、いくつかの左派系大学はバリ封されるそうです。。。
もう、そういうことは40年前に済ませたでしょ。。
って、パリの大学なんて、だいたい左派のような気がするのですが。。
右派の大学ってどこなんでしょ。
パリ・カトくらいでしょうか。
フランスには、まだ民青みたいのがたくさん残っているんですね。
通っている大学院は、デリダとブルデューがいたことから分かるように、まさに左派の牙城です。
ザ・左派です。
大丈夫でしょうか。
留学先がバリ封って、客観的に見るとおもしろいですよね。。思いっきり主観ですが。
とはいえ、学部はなく、大学院しかないので、どうなのでしょうか。。たぶん、やりませんよね、やらないでね。
やるとしたら、もちろん、まず学長室から封鎖してほしいですね。。
とはいえ、私も、角材とヘルメットと火炎瓶と三里塚Tシャツを用意して備えています。
明日あたり、サン・マルタン運河にでも行って、舗道をはがして投げる練習でもしておきます。
日本の所属大学は、周りに舗道ありませんからね。
バリ封しても、泥しか投げるもんないですからね。
訳のわからない池の横で泥投げてたら、僻地の奇祭かと思われちゃいますよね。
思想を感じませんよね。
「ああ、微弱な集合沸騰ね、ふふふ」とか言われちゃいますね。
というわけで、せっかく舗道投げの本場のパリに留学しているので、21世紀のダニエル・コーン=ベンディットを目指します。
彼のなにがすごいって、「赤毛のダニー」とかいって、フランス人じゃないのに、全共闘の委員長みたいのやってましたからね。
しかも、彼の要求は「大学解体」なんて、あまっちょろいもんじゃないですからね。
なんせ
「男子学生の女子寮への入室禁止の撤廃」
ですからね。
留学してきて女子寮はいりたがっているんですから、すごいよ、ダニー。
ただものじゃありませんよね、ダニー。
「禁じることを禁じる」とかって叫んでたらしいですが。
禁止というよりも反則だろ。。
すごいけど、いまいち彼の主張に「思想」みたいのを感じないのは私だけでしょうか。
ただただ、卑近なような気がします。
でも、実際に、女子寮を占拠しましたからね。
これ、どう考えても、一番困ったのは女子なんじゃないでしょうか。
そんな彼も、今じゃ、欧州議会議員ですが。
ということで、私も黒毛のダニー・カリフォルニアになってきます。
「女子寮復活!」を叫んできます。
デュルケム氏とバタイユ氏にならって「禁止こそが聖なるものの起源だ!」と強調構文で叫んできます。
「フランス書院的想像力の恢復!」をフランスで叫んで参ります。
とはいえ、極寒の中、てくてく歩いていって、4時間もぶっ通しでゼミやって、それから夜、街中フーリガンみたいな中を再び家まで歩く元気があるかといえば、どう考えても、ないですよね。
そうなると、「もう、学校泊まっちゃおうぜ」みたいになって、自然バリ封になったりしないのでしょうか。
メトロに関しては、完全無人運転の14番線だけは普通に動くそうです。
それもおかしいとは思うんですがね。
そんなことしたら、「メトロの職員全部解雇して、完全機械化しようぜ」みたいな意見が出てきてしまうと思うのですが。
やっぱり機械が一番いい子ですね。