バビロンの赤い十字架の謎
というわけで、なんだか本格推理みたいな題名ですが、パリにも、どうやら上野駅の動物園前出口のような、使われなくなったメトロの駅がいくつかあります。
で、他にもあるのでしょうが、いつも見るのが、学校のあるSevres Babylone(セーヴル・バビロン)駅と、その一つ手前のMabillon(マビヨン)駅の間です。
この間に、Croix-Rouge(クロワ・ルージュ)という駅があるそうです。
「赤い十字架」という意味です。
共産主義者が拷問でもされたのでせうか。
第二次大戦以降閉鎖されて、使われていません。
なんだか、暗い中にぼんやりとホームが見えるだけです。
ほとんど何も見えません。
当たり前ですよね、70年近く使ってないわけですから・・・・
なんですが、最近ここに電気がついているのです。
しかも、血のような赤い明かりが・・・
あまりに不思議なので、ネットで調べてみました。
すると、、、、
もう、ネットでは、その赤い光の目撃談でもちきりです。
クロエタソは次のように書いています。
Prenant la ligne 10 très souvent pour me rendre au travail, ma distraction préférée est d'admirer la sombre et mystérieuse feu-station Croix-Rouge lorsque je passe entre Mabillon et Sèvres-Babylone.
Et à force d'observation, j'avais remarqué une chose étrange sur un des quais depuis quelques tempsPourquoi la station était-elle allumée en ce jour?
D'autres l'ont-ils vues aussi?
早い話、「仕事に行くのにこの駅を使っている。で、変な光を見た。他にも見た人いるでせうか?」ということです。
怖いですね。。。
なんですが、正体は、アートの展示のようです。
BNFという日本の国会図書館にあたるような図書館が主催しているようです。
どうりで、メトロがスピードを落とすわけですね。
てっきり、コミュニストの呪いで、スピードが出なくなっているだけだと思っていたのですが。。
まあ、いいですが、なんで光は赤なんだよ、と思いますよね。
で、理由は、展示がエロ・アートだからだそうです。
単純ですね。
幽霊の正体はでかいエロ本のようです。
でも、なんで廃止された駅を、しかも割りとお洒落さんが集まるような地域で、国会図書館はエロいことをしたいのでしょうか。。。
朝から変な気分になったらどうしましょう。。