予言がはずれるとき
というわけで、気になるニュースが二つ。。
ブレア前英首相、カトリックに改宗
ブレア前英首相が英国国教会からカトリックに改宗したことが、22日明らかになった。英メディアが一斉に報じた。
ブレア氏のシェリー夫人と4人の子どもはカトリック教徒。同氏は6月の退任直前、バチカンに立ち寄った際、改宗して現役首相として初のカトリック教徒が誕生するとの憶測も流れていた。
英国国教会は、16世紀に英国王ヘンリー8世が離婚問題をめぐりローマ教皇と対立し、カトリック教会からの独立を決めたことが起源。英国王が教会の長に就き、首相は国王の名代として大主教を任命している。
回心について、こちょこちょと書いていたので、ついつい読んでしまいました。
でも、何が驚いたって、「一斉に報じた」ってのに驚きました。
そんなジェントルメンたちは今時いないと思っていたのですが、 やっぱりカトリック(=フランス)ってのは、イギリス紳士にとっては嬉しくないのでしょうね。
すげー昔は、イギリスにとっては、カトリック勢力であるアイルランドとフランスが結託して、大英帝国を挟み撃ちにするというのが最悪のプロットだったそうです、と授業で習いました。
で、誰がこの結託の根回しをするかというと、英国国教会という形で独立されたのが面白くない教皇なわけで、このプロットは「教皇の陰謀」というそうですが、まあ、「紳士の妄想」だったわけですね。
ブレア氏って、子供ばっかり作って戦争しているイメージだったのですが、そういう聖なる事情があったのですね。。。
インドの聖職者、2日後に生き返ると約束し自殺
12月25日10時17分配信 ロイターインド中部チャッチスガル州に住むヒンズー教の聖職者(25)が、2日後に生き返るとの約束して服毒自殺した。警察が24日に明らかにした。
それによると、この聖職者の男性は23日、当地の寺院内で複数の人の目の前で毒を飲んだ。その後病院に搬送されたものの、間もなく死亡したという。
警察ではこの事件を自殺と認定。しかし、男性の支持者が何が起きるか見届けるため遺体を寺院に戻したいと主張しており、遺体の検視ができない状態が続いている。
警察側は、25日夜には支持者らがあきらめることを期待しているという。
すげー。。
ソクラテスみたいに、嫌気がさしちゃったのでしょうか。。まだ、若いのに。。
とはいえ、俗物としては、この予言をどうやって帳尻あわせるのかが気になります。
一番オーソドックスなのは、まったく姿形の違う生まれ変わりがあちこちで登場する、というものでしょうね。。
そういえば、ちょっと前に、半年くらい断食しながら瞑想し続けている仏陀の生まれ変わりと喧伝されていた少年はどこへ行ったのでせうか。。
インドの懐の深さには毎回頭が下がります。
国中にエスパー伊東とか電撃ネットワークみたいな人たちがごろごろしているのでしょうか。。。
サッカー弱いけど、なんかカバディとかそんなの強いし、侮りがたいですね。
最近はあちこち駆けずり回る日々だったのですが、本日は、少し時間が空いたので、久しぶりに散歩をしました。
で、たまたまサン・シュルピス教会に通りがかったら、ピアノ・コンサートをやっていました。
音が響きすぎでピアノはちょっと聴きにくいのですが、「説教→ゴルトベルク変奏曲→説教→英雄ポロネーズ→説教→スクリャービンのポロネーズ」という、音楽的にも宗教的にも恐ろしく思想のない素晴らしい空間が展開していました。
で、家の近くのサン・マルタン運河もちょっと散歩しました。
ここは、『アメリ』で、アメリが水切りしている場所です。。。
が、なんと、運河が凍り付いていました。
こんなのありなんでせうか。。
こんなところで水切りしてたらアホですね。
というか、恐ろしく手がかじかむので、水じゃなくて指がきれてケジメつけちゃいますね。
白塗りした女の人が氷にむかって石投げてたらデヴィット・リンチみたいな映画になっちゃいますね。
さむいよ。。。。。