薪を割るような生活・・・・

というわけで、面白いニュースが二つ。。

パリの閣下は、フランス語はフランス人が話せば良いと考えているようです。

「仏語話さぬTV打ち切れ」=大統領号令、関係者は困惑

納税者の金を使うのだから、フランス語を話さないテレビのチャンネルには賛成できない」。

そんな理由で、サルコジ仏大統領が海外向け英語放送を打ち切る方針を発表し、関係者が困惑している。

標的にされたのは2006年末の放送開始からまだ1年のニュース専門テレビ局「フランス24」で、英語、仏語、アラビア語のチャンネルを持つ。シラク前大統領はフランスの声を世界に発信する「仏版CNN」にしたいと力説したが、知名度が上がらず、経営も苦しい。

サルコジ大統領は8日の年頭演説で、同局を廃止し、海外向け新局「フランス・モンド」を早急に立ち上げると表明。仏語だけで放送し、「英語やアラビア語の字幕を付ける」と語った。

しかし、労組側は「それではわずかな外国のエリートしか見ない」と反発。クシュネル外相も「CNNやBBCと競争にならない」と批判した。

サルコジ大統領は英語が苦手といわれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080121-00000009-jij-int) 

「フランス24」ってそれなりに鳴り物入りだった気がするのですが、早すぎですね、撤退。。

てっきり、パリ市警のジャック・バウアーが主役のドラマでも始まるのかと思って、フライングして喜んだ記憶があります。

それにしても、この記事が面白いのは、「サルコジ閣下が英語が苦手」なわけですが、とはいえ彼が「フランス語は国際語」と開き直ったのではなく、実質的には「フランス語はフランス人が見ればいいと示唆した」としている点ですね。

「わずかな外国のエリートしか見ない」のであれば、やはり「国際語として失格」ですよね。。。


で、すげーのがこっち。

問題児をシベリア送り=過酷な環境で更生狙う−独

問題児は極寒の地で更生を−。ドイツのヘッセン州ギーセン郡が、暴力行為で家庭や学校が持て余した少年(16)を更生のため、古くから流刑地として有名なロシアのシベリア地方に送り込んでいたことが明らかになった。

ドイツのメディアによると、少年が送られたのは真冬には気温がマイナス55度まで下がる人口約5000人の寒村。テレビもインターネットもなく、暖を取るためにはまき割りをしなければならない環境で、少年は世話役1人と生活している。期間は9カ月の予定。

現地を視察したギーセン郡青少年局幹部はフランクフルター・アルゲマイネ紙に対し、「少年は世話役とかかわり合い、自信と社会的能力を得た」と語っている。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080121-00000007-jij-int

「家庭と学校が持て余」したくらいで、途中段階ないしで、未成年をいきなり寒村ランキング世界一の村に吹っ飛ばすところがすごいですね。

フョードルですら、あまりの寒さに、『死の家の記録』とか『白痴』とか書いてしまったような所でしょ。。。

どういう関係にあるんでしょうか、ドイツとロシア。。。

不良少年が外国から次々と送られてくる寒村って何なのでしょうか。

しかも、すっかり自信を得てお帰りのようですし。

でも、「社会的能力」ってなんですかね。

「ものすごい早さで薪が割れる」とかでしょうか。。。あるいはシャマニズムとか。。。

何があったの。。。

少年の名前がヨハンで、「見て、僕の中のモンスターがこんなに大きくなったよ」とか言ってなければよいのですが。。。

それにしても、「暖を取るためにはまき割りをしなければならない環境」っていう文章ですが、

これって、当然、「薪を割って、それを暖炉にくべて暖をとる」という意味なのでしょう。

でも、一読したときは、「薪割り自体の運動によって暖をとる」のかと思って、結構、あせりました。。。本当にそうだったりして。。。

うーん、欧州連合万歳!