花葬・・・・

というわけで、気になるニュースが二つ。

セカンドライフ」で取り付け騒ぎ 仮想銀行閉鎖で換金不能

米リンデン・ラボ社が運営する仮想3次元空間「セカンドライフSecond Life)」で、仮想銀行と仮想ATMの営業がストップされた。

これらの銀行やATMは、「セカンドライフ」内で流通する仮想通貨「リンデンドル」を扱っている。

しかし、仮想通貨でも現実の通貨・米ドルと換金可能なため、仮想通貨を失えば、現実の通貨を失うに等しい事態として受け止められ、大きな問題になっているのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080129-00000000-jct-sci

70〜80年代くらいから流行りだしたのでしょうが、ネットの拡充のために、あいかわらず根深いですね、「仮想は大変だ〜」系。。

仮想空間を歌い上げる言説そのものが仮想空間の構築に寄与しているという端的な例ではないでしょうか。

同記事は、「「仮想通貨」が「現実」と深いかかわりを持つ時代になったのは間違いないようだ」と意味の分からない文章で結ばれています。

それでは「現実通貨」と「仮想通貨」の違いってなんなのでしょうか。

北朝鮮にはウォンという独自の通貨がありますが、実際には、とりわけ観光客には、ユーロでの支払いが求められます。

こうした場合、北朝鮮ウォンってのは仮想なのでしょうか、現実なのでしょうか。

あるいは、南米からの留学生には、ドルで資金を持って来る人が多いようにも思います。

仮想ではない通貨を見つけるのって難しいと思います。

早い話、マルクスによる「貨幣の所持と物の所持の混同」の指摘を思い出せば終わりのような気もするのですが。。。

あるいは、ファイト・クラブエドワード・ノートンが最後にどこをぶっ壊したかを思い出せば十分だと思います。

同種の無意味な仮想祭りがこちら。

仮想世界で「性行為」すると 罰せられる時代が来た

仮想3次元世界「セカンドライフSecond Life)」で行われている仮想の「性行為」にまで警察が動き始め、実際に罰せられる可能性が出てきた。

セカンドライフ」を運営する米リンデン・ラボ(Linden Lab)も「児童ポルノ」問題について公式コメントを発表、その中で「性的描写や未成年者を含むみだらな行為については断じて許容できない」との方針を明らかにした。

しかし、実際にはセカンドライフのアダルトコンテンツはかなりの人気で、そこには驚くような光景が広がっている。
http://www.j-cast.com/2007/05/14007585.html

これは、エロ本の規制と同じレベルの話で、仮想も現実も関係ないでしょう。。

単に、「徒らに性欲を興奮又は刺戟せしめ、且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」表現というだけ。

こんなこと言ったら、チャタレイ発禁の方が、少なくとも遥かに抽象性が高いように思うのですが。。


で、次は仮装・・・・

なまはげ「原点回帰」を=マニュアル作成は見送り−女風呂乱入問題で協議・秋田

秋田県男鹿市の男鹿温泉郷で昨年の大みそかに、なまはげに扮(ふん)した男性が、酒に酔って旅館の大浴場に乱入し、女性客の体を触った問題で、同市は29日、地域の代表者らを集め、なまはげ行事のあり方について協議し、「もう一度原点に返る」ことで一致した。

協議では冒頭、問題を起こした男性の謝罪文が紹介された。参加者からは「民俗行事の観光化に問題がある」「人手不足できちんと伝承されていない」などの意見が出た。

温泉郷を抱える地区の代表者からは「(暴れ方などの)マニュアルを作るべきだ」との声も上がったが、必要ないとする意見が大勢を占め、「原点回帰」でまとまった。

飲酒の規制については、「お神酒は付き物だから…」と言葉を濁した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080129-00000108-jij-soci

なんか、すげー都合が良いような気がするのですが。。

そうか、「女性風呂に乱入するくらいの泥酔」を「お神酒」で片付けるのはめちゃくちゃだと思うのですが。。

「(暴れ方などの)マニュアル」って。

ガチンコの方のファイトクラブじゃあるまいし。。。