嗚呼,ぱしゃぱしゃ

というわけで,毎日心静かに過ごしておりますが,カメラを一つ買いました。

ご存知の方も多いと思いますが,リコーのGR Digital2です。

コンデジだけど,一眼レフの入門機よりも高かったりします。

最近のコンデジについている夜景モードとかポートレイト・モードとか,手ブレ補正とか,そんなものは一切ついていません。

さらに,28mm単焦点で,光学ズームすらもありません。

他のコンデジに対する付加としては,1:1の正方形フォーマットで撮れることくらいでしょうか。

江戸っ子ですね,潔いですね。

しかし,なんせ画質がかっこいい。

銀塩からの支持者も多く,GRistなる方々もいらっしゃいます。

数ヶ月前にニコンのコンデジを買い換える際に検討した時は,まだ7万くらいしていました。

どうしても,生理的に一眼の雰囲気が好きになれないし,あのでかいのをフィールド調査時に振り回すわけにもいきません。

というのも,私の場合,どうしても人を撮る場合が圧倒的に多いからです。

GRD2を使われているあるカメラマンの方も書いていましたが,カメラ自体は小さい方が自然な人が撮れると思います。

個人的には,人にカメラを向けるというのはそもそも失礼なことだと思います。

そして,一眼というのはこの種の配慮の欠如をあまりに端的に表していて,たぶん,そういうところが好きになれないのだと思います。

紛争地でカメラが銃器と間違えられて取材が誤射されることも寓話的であるように私には思えます。

とか別に偉そうに考えていたわけではなく,なんとなく,「笑っていいとも」よりも「タモリ倶楽部」が好だっただけです。


しかし,それとは正反対に,一瞬これもクリックしかけました。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D3

Nikon デジタル一眼レフカメラ D3

いいじゃないですか,この圧倒的な雰囲気。

明らかに私には必要のない感じが素敵です。

ニコンのHPには撮影例として,どっかの神社の千羽鶴的なものが載せられていますが,なんなんでしょうか。

なぜ,千羽鶴を撮りたかったのでせうか,この高性能で。

いや,もちろんISOをあげた状態でどれだけ発色が良いかとかを見せたいからこそ,いろんな色のある千羽鶴なのでしょうが,しかし,千羽鶴じゃなくても良い気がします。

ここまで高性能だと,私程度だと,もはや何も撮る気が起きないような感じがします。

これとレンズ一式持って歩いてたら,半ばロボットですね。

「D3」なんて味気ない名前じゃなくて,いっそ,「素盞雄3」とかポップな名前をつけた方が格好良いし,千羽鶴なんかも撮りやすいのではないでせうか。

いずれにしろ,その神話的な感じが素晴らしいです。

買う気は一切おこりませんが。。。


あるいは,これも2秒くらい迷いました。

もう,何がしたいのか分からない感じが良いです。

誰がいつどこで使うのかが明らかではないアモルファスな雰囲気が素敵です。

鉄のカーテンのあっちがわにでも行く心意気ですね。。

しかし,もう,そういうカーテンは多分ないので,なんとなく軽犯罪法が処罰対象とする正当理由を欠く行為を連想させないでもないこともありません。

「ちょっと書くもんかして」とか言われて,これしかなかったら個人的にはものすごく嫌です。

「おい,なんかこれ,撮影してんぞ!?」みたいになったら。。。

ちなみに,最後まで迷ったのはこちら。

Rolleiflex MiniDigi (ミニデジ) AF5.0 レッド 24613

Rolleiflex MiniDigi (ミニデジ) AF5.0 レッド 24613

もう,カードの番号入力画面まで行きました。

完全に見かけだおしな感じが最高です。

間違いなく,半日で後悔することがあからさまな感じが好きです。

やるなローライ・・・・

あとは,やはりGRD2の親戚のGX200でせうか。

RICOH デジタルカメラ GX200 VFキット GX200 VF KIT

RICOH デジタルカメラ GX200 VFキット GX200 VF KIT

コンデジとしては高いですが,GRD2よりも若干安価で,ズームもあるし,手振れ補正もついています。

次は間違いなくこれを買います。

とはいえ,GRD2は手元にありません。

彼女がパシャパシャやった画像を送ってくれるのを見ているだけです。



本格的デビューは,今月末のブリュッセルの調査になると思います。

嗚呼,ぱしゃぱしゃ。。

嗚呼,だんだん素盞雄3も欲しくなってきた。。。

どうしよう。。。