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というわけで,今日は大量に印刷&ファックスをしなければならないため,ネットカフェに行って来ました。
ちなみに,フランス以外では一度も入ったことありません。
漫画喫茶も入ったことありません。
部屋の隅で布団をかぶっている時が一番おちつく性格なので,ネットカフェとか漫画喫茶に行く事態に陥るほど無目的に出かけることはありませんし,ネットならば家でやれば良いような気がするからです。
で,入ったことないので知らないのですが,日本のネットカフェとか漫画喫茶って綺麗らしいですね。
飲み物もくれるとか。
さらには,ゲームまで置いてあるところもあるとか。
以前,海外のネットカフェの写真を紹介して驚愕しているサイトがあったと思いますが,どうやらフランスのネカフェも,そういうのと比べると,驚愕されるんでしょうね。
私が使っているところの写真は撮ったことがないのでありませんが,極めて似ているやつをあげるとこんな感じです。
これは,実際にはアフリカのネットカフェの写真だそうですが,まさに,こんな感じです。
というか,壁にサバンナの住人の方々の絵とか描いてあったりして,椅子なんかも,アフリカの方が気が利いてるような気もします。
まあ,こんなレベルです。
オペラとか,より繁華街に近いところや他の都市でも何度か入りましたが,そこそこ綺麗な所もありますが,表面的に綺麗なだけで,スペック自体は一緒だと思います。
要するに,PCと椅子とレジがあるだけです。
で,たぶん日本にないのが,長距離用の電話ボックスです。
PCが並んでる向かいに,たいてい電話ボックスが5,6個並んでいて,そっから,アフリカとか中近東へ安くかけられるようになっています。
私が見ている限りですと,ネットよりも,電話の方が稼働率は遥かに高いと思います。
だいたい,看板には「@」だけが描いてあります。
でも,どっちかというと,こういう雰囲気の方が落ち着くので,私は何も感じません。
なんというか,こちらの綺麗なネットカフェに見られるスタバみたいな空間というのが苦手です。
スタバは,自分からは一度も入ったことがありません。
人に連れられて2,3回入ったことがあるくらいでしょうか。
何が気に食わないって,まず,コーヒーがまずい。
なんで,泥水とクリーム混ぜた泥水に金を出すのかが分かりません。
いかにもアメリカ東部の中の中から中の上くらいの階級の人たちが思い描く,妄想のヨーロッパを反映しているようで,そういうものにはできれば加担したくないと思います。
だいたい,サイズの呼称もめちゃくちゃで,ショート,トール,グランデは気持ち悪い。
なんでピッコロって言わないんだよ。
たぶん,イタリア語,グランデしか知らなかっただけだと思うのですが。
でも,不思議なことに,私の周りにいるフランス人の学友も,10回に7回はスタバに行きたがります。
カフェなんか腐るほどあるのに,本当に不思議です。
たぶん,ヨーロッパの若い人は若い人で,国際語としての英語に象徴される妄想のアメリカを買いにスタバに行くんでしょうね。
よくメトロで見かける広告の英会話学校の名前も「ウォール・ストリート」だし。
あんまりだろ。
日本語学校「兜町」みたいなもんでしょ。
日本語初級者には読めないでしょ。
キャッチコピーは「Yes,I can」だし。
米帝の新大統領じゃねーんだから。
まあ,
母国語 → 貧乏
英語 → 金持ち
みたいな,安易で直裁的でゆとりな妄想が背後にひかえているんでせうね。
それにしても,ピラミッドのスタバの混雑具合は異常だと思います。
道挟んだ向かいがカフェなのに。
たぶん,こうした新旧大陸間での幸福な行き違いがきっかけで,スタバって存続しているんでしょうね。
ちなみに,学会でいらっしゃった方はご覧になったかと存じますが,少し前に私の日本の所属校は,図書館の新聞閲覧スペースを潰してスタバを入れました。
なんでも,
最近の学生は図書館に来ない
↓
スタバには学生いるよ〜
↓
そしたら図書館にスタバいれたら,みんな本読むんじゃない〜?
という,田舎の市会議員でも苦笑いするような安易で直裁的でゆとりな理由で作られたそうです。
許しがたい暴挙。
学会でいらっしゃった方はご覧になったかと存じますが,そもそもあの学校は沼を埋め立てて作られた風水的に0点な立地なので,見ての通り,泥水の調達にまことに適しているわけです。
わざわざ買わなくても,ちょっと視線を下に向ければ,いくらでもあります。
雨降った日なんか,どの車もパリダカみたいなしぶきあげて走ってるじゃないですか。
しかも蛇口ひねれば,水道管が完全にさびついてるせいで,紅の水がでるし。
最初みたときは,ホラー映画かと思いました。
ある先生がブリタに入れて常飲されているのを見たときは,軽く感激しました。
すごいぞ,密教。
あと,入院以来の疑問なんですが,なんで院生室の向かいのPCがちょっとおいてある部屋が「読書室」って呼ばれてるんでせうか。
おかしいでしょ。
あそこで読書してる人,見たことないし。
夜中に酔っ払っていったら,尊敬しているOBの方が,無心でクリックしていると思ったら,思いっきり人には言えないような画面だったり。
なんにせよ,陰性室あるのに,それとは別に「読書室」があるのはおかしいでしょ。
あるいは,「書庫」とか「倉庫」とか「多目的ルーム」とか「遊戯室」とかなら分かりますが,読書って,ナポレオンの『エジプト誌』みたいな1mもあるような本でない限り人に迷惑をかける行為ではないので,それ専用の部屋があるというのは,そもそもおかしいです。
というわけで,帰りに近くの教区教会によると,どうやらクリスマスに備えてファンシーな感じになっていました。
人っ子一人,いませんでしたが。。