ひも2本
というわけで、突尼斯(漢字でこう書くそうです、チュニジア)では、恐ろしくつつがない研究発表が終われば、数日間、必ずしも待ち遠しくはなかった観光です。
とりあえず安心したのは、バスが屋根に荷物を乗っけるタイプじゃなかったことです。
以前もいらっしゃったパキスタン人のお兄さんから伺ったところでは、前は「砂漠」を中心にしたものだったそうで、
ラクダに乗ったり、オアシスのホテルに泊まったりしたそうで、彼は大変満足だったそうですが、いや〜、ちっとも魅力的ではありません。
ラクダに乗らなくても車に乗ればいいですし、私が好きなのは温泉であって、オアシスのホテルも嫌ですし、オアシスのギャラガー兄弟が泊まっているホテルはもっと嫌です。
で、実際過去には皆で行ったそうですが、チュニジアで砂漠メインのツアーに行くと必ず見せられものがあるのですが、何か分かるでしょうか。
私は、聞いた瞬間、背筋が凍りました。
何かと言うと、「アナキン・スカイウォーカーの実家」です。
いや〜、恐ろしいですね。
あんなに磨滅した感性をお持ちのハリウッドなおじさんたちから見ても、もはや地球じゃない風景なわけですよね。
ちなみに、そこから1km行ったところにあるのが、「イングリッシュ・ペイシェント」のロケ地だそうです・・・・う〜ん、耐えがたい。
それに対して、今年は遺跡関連ということで、一安心だったわけです。
で、たしか4日くらい目からだったので、なんか時差ボケがまだ残っていて、バスに乗った途端に眠たくなりました。
で、目をあけると広がっていたのが、この風景。
なんか夕方だったし、てっきりホテルに着いたのだと思っていました。
「ちょwおまwwwktkr、今日のホテル、廃墟かよ!!」とまじめに背筋を凍らせました、だって駐車場もあったし。
そうですね、ローマ時代のコロッセオですね。
だいたい、こんな感じでした。
一番下がライオンのお部屋です。
「そうか〜、昔はラッセル・苦労みたいなグラディエーターがここでライオンと戦っていたんだな〜、良かった昭和の日本に生れて」とか昭和に思いをはせていたのですが、
ガイド氏がローマ式のコロッセオとアフリカ式のコロッセオの最大の違いを教えて下さいました。
ローマ式は、だいたい映画で見たような感じだそうで、皆さんgkbrしながらも、猛獣と一応戦っていたようです。
しかし、アフリカ式では、「じゃっかん」ルールが違ったそうです。
なんでも、「両手両足を縛られた状態」でリングに上がったそうです、しかもライオンじゃなくて、グラディエータ―の方が・・・・なんか、おかしいですよね。
たしかに、紐2本の違いと言えばそれまでですが・・・・
「almost no chance to survive」とガイド氏はおっしゃっていましたが、almostは完全に余計ですね。
よっぽど不味そうなやつじゃないと駄目ですよね。