足止め・・・
というわけで、随分と空いてしまいましたが、何をしていたのかというと、何もしていませんでした。。
本来ならば洋行に向けて準備を進めていなければならないのですが、何を隠そう、手続き開始から2ヶ月以上経過した今でも、ビザ申請に必要な書類がフランスから届きません(涙)
最速でも10月くらいになりそうです。。。
しかも、向こうの先生には、いくらメールを出しても返事がないし・・・・かなりフェイタルな相談もしているのですが、かれこれ6ヶ月くらい音信不通です。半ばこの留学、諦め始めています☆
そんなわけで、どうせ無為に過ぎていく真夏なので、とことん無為に過ごしてやろうと、純粋な路上行為にいそしんでいました。
とりあえず、東北を走りまくってきました。
ここ数年、夏になると東北でレギュラー・ガソリンを撒き散らす習性がついてしまったのですが、たぶん道がすいているのですね。
小仏トンネルとか大和トンネルとか、純粋な路上行為者を震撼させしめる場所には近寄れません。
というわけで、仙台→湯殿山→月山→羽黒山→鳥海山→磐梯山→郡山あたりを5日くらいかけて走ってきました。
松島では、以前よれなかった瑞巌寺に行ったのですが、石窟寺院のようなところを見ている時に大雨が降ってきて、大変遺憾でした・・・
で、七夕で盛り上がる仙台をお散歩しました。
幼少の頃にも来たのですが、「なんで七夕、8月なんですか・・・」と今さらながら疑問に思いました。
これってひょっとして、お盆が東京が7月で地方が8月なのと同じような感じで、常識なのでしょうか?
で、翌日は山寺こと立石寺に行きました。
あんなに登らされるとは思いもしませんでした。
で、そのまま走り続けて湯殿山へ。
なんだか、移動とルールが、やたらと面倒くさいところでしたが、いかにも聖地って感じでした。
また、山麓のお寺では、噂の即身仏を拝見いたしました。
「う〜ん、ミイラ・・・」という感想しか出ませんでしたが、普段は絶対にお寺に行かないような人々も即身仏がある所には来ているのが印象的でしたね。
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 芭蕉」ということで、これが何か、ここがどこかは聞かない約束です。詳しくはこちらをどうぞ。
で、そのあとは「武士の一分」鶴岡に行きました。。
なんか良く分からない街でした。
発展しているのか、衰退しているのか、、、食べ物は美味しかったです。
で、鳥海山に向けてひた走って、8合目くらいまで行きました。
その途中、非常に面白いところに寄りました。
この「らかん亭」という看板を見たときには、「なぜ、パリ・フロイト派が秋田県で流行しているのだらうか?」という疑問を持ちましたが、羅漢でした。
なんでも、この辺りの海沿いの岩に、その昔、ハードボイルドなお坊様が、16人のジャックじゃない方の羅漢を彫ったのだそうです。
微妙なスポットだとは思うのですが、関係が微妙そうなカップルとか、言葉が微妙な親子とか、法的正当性が微妙な自衛隊までいて、なんだか微妙に盛り上がっていました。
ここは、なかなかのものではないでしょうか?
道も自然も史跡も、非常に良かったです。
ただ、行きが下りなので、結構調子に乗ってどこまでも歩いていって、帰りが地獄というのがたまりませんね。
その点、山寺なんかは帰りは楽でした。
富士山の高地トレーニングのせいか、未だにほとんど息がきれません。
このままシェルパ族のようになってしまうのでしょうか。
なんでも、立山の登山団体かなにかが、シェルパの子供たちを招待して、一緒に立山に登ったらしいのですが、あまりに低すぎて、室堂から山頂まで2時間で往復したそうです。
そりゃそうですよね、雄山山頂よりも、シェルパが普段暮らしている高さの方が1000mは高いですものね。。