これなんか見たことある・・・

というわけで、巴里にいって参りました。

スイス航空はほんのちょっと座席が広くて快適でしたが、やっぱり疲れきって、巴里に着く頃にはすっかり闘争心がなくなっていました。。

とはいえ、なんだかやたら寒いなかを、完全に空気が読めていないやたらな軽装で、初めて見る彼の地の我が家に着きました。

お部屋は予想通りで、なんとなく千利休とか小堀遠州とかのハードボイルドな茶室の美を彷彿とさせるもので、まあ、仕方ないですね。。。ポン・ヌフの下で鳩と一緒に丸まるよりはましでしょう。

というわけで、翌日はさっそく学校へ行って、手続きをしてきました。

最終的には上手くいったのですが、学生証用のスピード写真を撮るためだけに、2時間パリを行ったりきたりしたのが、すっかり忘れていたこの国の在り様を思い出させてくれました。

どうして、スピード写真とるだけでモンパルナスまで行かなきゃならなくて、誰もおつりに小銭を用意していないのかに苛立ちましたが、この国ではそんなの当たり前でしたね。。

で、一瞬でしたが先生ともお話して、わりと早めに用事は済みました。

でも、すごく嫌な噂を聞きました。なんでも、ここ最近、とりわけサルコ体制になってから、学生ビザがガンガン不受理になっているということです。

特に二度目の学生の長期ビザがばんばん落とされているとか。私はまさにこれなんで、、、これで落とされたら、もう、バスク解放戦線にでも入ってフェダイーンになって、舗道をはがして投げまくってボリス・ヴィアンのように生きようと思います。

というわけで、気分転換でもしようと、気分転換のために作られたとしか思えないポンピドゥーへ行ってまいりました。



相変わらず、考えたら負けだと思う、文句言ったら負けだと思う、みたいなものばかりで、なんだか楽しくなってきました。

で、ものすごく小さい作品のせいか、一回目は通り過ぎてしまったのですが、なにか懐かしい感じがしてので改めて振り返ってみたのがこちら。。

お、お、おい、これは、どかしたら負けだと思うのアサヒビール吾妻橋ビルではないですか、誰も本名しらないけど。

でも、作者名はフィリップ・スタルクではなかった気がするのですが。。。

そうか、あれは現代芸術だったんだな。。。

というわけで、明後日からの学会は完全な時差ぼけのまま参りますので、廊下などで放心していましたら気合を入れてやってくださいませ。